幼稚園と小学校低学年で渡米した子供。英語の習得法の違いについて

こんにちは。Bilingualママのソフィアです。

 

昨今、子供の英語教育の大切さが叫ばれていますが、子供はどのように英語を習得するのでしょうか
そして英語を学ぶなら出来るだけ早いほうが良い、いやいや母国語を身につけてからでないと駄目だ、等と様々な意見が交わされていますが、幼児英語教育はいつ始めるべきなのか。

そんな中、一つの指標になればと思い自分の幼少期の体験談を記事にすることにしました。

これは、5歳と8歳で渡米した兄弟のリアルな実話です。

 

子供の英語教育を何歳から始めれば良いか悩んでいる方、そして海外駐在に子供を連れて行くか迷っている方、是非参考にして下さいね。

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5歳で渡米した子供の場合

渡米前の英語力

5歳で渡米した子供とは実は私のことなのですが、父の仕事の都合で5歳の時渡米することになりました。

それまで、地元の日本の幼稚園に通っており、英語にふれたことは全くなく英語力はゼロでした。
私自身は事の重大さに気づいておりませんでしたので、不安に思うこともなかったと記憶しています。

ですが、私の祖父が英語力の全くない子供がアメリカの現地で困らないようにとアルファベットのABCを教えてくれました。
が、どちらかというと勉強は嫌いで、特別記憶力が良かったわけでもない私はアルファベットに大して興味も持たず(天国のおじいちゃん、ごめんね><)そのまま渡米。

現地校の初日

初めて現地の幼稚園に行った日のことを覚えています。

私が教室に入ると、様々な人種の子供達の視線を一斉に浴びます。
特にその幼稚園と小学校は「人種のるつぼ」的で、白人・黒人・ヒスパニック・アジア人と様々でした。

休み時間になると積極的に話しかけてくれる子供達もいて、いじめられたり寂しい思いはしませんでしたが、いかんせんこちらは緊張しています。

 

親に習った英語はたった一つ
おしっこに行きたいときは「ピッピ(pee-pee)」と言うのよ、と母親に教わっていましたが、私は当時極度の恥ずかしがり屋でした。

当然、「トイレに行きたい!ピッピしたい!」と自分から手を上げることも出来ず席でお漏らしをしました・・・。
そこだけ結構鮮明に覚えています苦笑。

衝撃的でした。年長さんですからね。お漏らしするのってやっぱり恥ずかしいですよね。

でも、当時周りの子にハヤシタテラレタ等の記憶もないですね。

 

現地の子供とのやり取り

話し始める前でも、子供同士は遊びます。それが素晴らしいですよね。

でもやり取りをすべて理解していたわけではありません。

 

今でも記憶しているのが、ある友人のお宅で遊んでいたときのこと。

友人が「クロージョーアーイ」と言います。何度も。
でも、全く意味が分からないのです。するとその友達が目をつぶって手で目を覆いました。

「クローズヨアアーイ」→Close your eye。つまり「目をつぶって」と言っていたのですね。
恐らく「かくれんぼ」でもしていたのでしょう。

 

アメリカの南部だったので結構訛りの強い英語を地元の人は話すのですが、そうやって友人と遊びながら当時の私は英語を学んでいったのですね。

 

英語を話し始めたのは・・

その5歳の私が英語を話し始めたのは何と半年後だったそうです(親談)

大分時間がかかりましたが、話し始めた英語は完璧なネイティブ英語だったそうです。(親談)

つまり、親から見ても「頭の中で日本語から英語に転換しているというより、自然に英語で考えて自然に英語を話している」のが分かったらしいです。

 

私は話し始めるまでの半年間、日々学校やテレビで英語を聞いていて語彙や文章の成り立ち(文法)や表現をストックしていたことになります。
その英語のストックがある時点でいっぱいになり「ボールから水があふれ出るように」私から溢れ出てきたようでした。

よく言われる「英語習得に必要な時間は1000時間とか2000時間」とか言いますが、それを実践したいたことになります。

話し始めた後は・・・

私が英語に触れ始めたのは、自分の中で日本語という言語が確立される前でした
その為、一度話せるようになるとその後はむしろ日本語の方が怪しくなってきたと親は話していました。

 

例えば、日本語の本を読んでいて「いけ(池)」が出てきたとします。(親の教育方針で家の中では日本語でした)
私は意味が分からないんですよね。

そんな時、親が「ポンド(pond)」だよ、と言うと当時の私は「あ~」と理解していたそうです。

 

アメリカで生活していれば当然家族以外との会話は全て英語なので、初めて見るもの聞くもの触れるものは英語で語彙力を増やしていたんですね。
まだ年少、小学校低学年だったため起きた現象だと思います。

読み書きの能力は

アメリカの小学校は、数学や国語などは同じ学年・クラスでもグループに分けて勉強することが良くあります。
進み具合や能力別に分けるのですが、小学校に上がる頃には英語を読む力(リーディング力)のグループも最下位ではなかったと記憶しています。
(トップでもなかった気がしますが。ま、そこは語学力ではなく私の能力ってやつですね 苦笑)

 

そして、書く方はいつも「字がきれい」と褒められていた記憶があります。幼少期から楽器を習っていたため手先は今でもかなり器用な方ですが、でも実はこれにはちょっとしたトリックがあります。

 

アルファベットには直線が多いですよね。
例えばABCDEFG・・・と見ていくとC以外の文字にはは全て直線がありますよね。

アメリカの子供も三本線が引かれている練習帳でアルファベットを練習するのですが、その際私は定規を使ってアルファベットの直線を書いていたのです。

何故そうしていたのかは記憶にないのですが、日本語の平仮名にはない直線を書くのが難しかったのか(でもカタカナは逆に直線が大いですよね・・・?)、先生に褒められたかったのか、もしくは只単に定規を使って真っ直ぐ書くことにはまっていたのか(私の性格的にこれな気がする・・)、とにかく定規を使って書いていました。

その為、とてもきれいに書けておりいつも先生に褒められていました。

 

今思えば、先生は当然私が定規を使っていたのは気がつかれていたと思いますが、アメリカは大らかですからね。

日本なら「文字の練習に定規は使わないこと」と言われそうですが、特に注意されることもなく気分良く毎日を過ごしていました笑。
(こんな文化の違いを知らず知らずに体験したことに感謝すると同時に、日本の教育現場はもう少しおおらかになっても良いかもしれない・・なんて思います

 

8歳で渡米した子供の場合

渡米前の英語力

これは私の兄の話になりますが、特に英語塾に通っていたわけでもないので、恐らく英語力ゼロだったと思います。

しかし、8歳と年齢も上ですししっかり者で成績も良い兄だったので、「自分の身に起きることの大変さ」には薄々気がついていたかもしれません

祖父のアルファベット講座を私よりきちんと聞いてアルファベットくらいは書けるようになっていたと記憶しています。

英語を話し始めたのは・・

5歳だった私が英語を話し始めたのは半年後でしたが、8歳だった少年はどうだったのでしょうか。

答えは・・「渡米した直後から」だそうです(親談)

 

しかし、話し方は「日本語から英語に変換しながら話していた」そうです。

 

想像するに、8歳になると母国語である日本語が子供の中に一つの言語として確立してきます。その為、英語で何かを聞いたときに、それを一度自分の知る日本語に置き換えてストックを増やしていたのでしょうね。

その為、日々英語の語彙力は増えていき、私より早い段階で単語ではなく文章を話していたようです。

話し始めた後は・・・

その後は、英語の語彙力はめきめきと伸び、何不自由なく英語で会話が出来るようになったのは私と同じ半年後くらいみたいですね。

私との違いは「どのように英語を習得していったか」ですね。
結局英語をマスターするのにかかった時間は半年間と同じでしたが、そこに辿り着くまでの経路が違いました

もう一つ、私との違いは「日本語の怪しくなるスピードが遅かった」ということ。

勿論、子供なので現地の先生や子供達が英語でやり取りする学校で過ごし、英語のテレビを見て、宿題も英語でする「英語漬け」の生活なので英語力の方が伸びていきます。ですが、彼は日本語の語彙力がある程度あったのと、読み書きが日本語で出来たので本や漫画を日本語で楽しんでいました
その為、数年後に帰国する頃にも英語しか話せなくなっていた私とは異なり、きちんと日本語を話していました。

 

読み書きの能力は

英語をマスターした後は、恐らく成績はトップレベルだったようです。

これは、一つには兄の元々能力が高かったからというのもありますし、もう一つにはアメリカの公立校の勉強のレベルはそこまで高くないから・・(あ、失礼なこと言っちゃったかな・・アメリカさん、ごめんなさい)というのが理由だと思います。

自己主張する能力

引っ込み思案で恥ずかしがり屋だった私とは異なり、兄は現地校でもその存在感がありました。

今でもよく覚えています。
学校集会の時、舞台に上がり兄が友人と小さなコントをしたときのことです。
といっても英語でべらべら話す種類のコントではありません。

バスに乗る乗客の役をしており、その時人間ではなくネズミになって受け答えをする・・みたいな内容で、観客を笑わせており、妹心に誇らしかったのを覚えています。

きっと、ぼけ~っとしていた私とは異なり、8歳の彼はしっかり者でしたし「アメリカという異国で自分の存在価値を確立する」必要性を感じていたのかも知れませんね。

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まとめ

5歳と8歳で渡米した子供がどのように英語を習得したのか実体験をまとめましたが、如何でしたか。

 

勿論、個人の性格や能力にもよるので一概には言えないですが、一つの例として参考になれば幸いです。

子供の中で母国語が確立される前の幼少期であれば勉強しなくても「ネイティブの子供が学ぶように日々の生活の中で英語を習得することが可能」で、頭の中での母国語から外国語への変換が不要です。
しかし、ある一定の年齢を過ぎて母国語が確立されると、子供とは言え大人同様ある程度は母国語から外国語への変換が必要となってくるのが分かって頂けたでしょうか。

 

子供は3歳までに英語を始めた方が良いとか、母国語の能力が付いてから、とか色々言われています。
正解は恐らく一つではなく、一人一人の子供の性格、能力、家族環境によって変わってくるでしょう。

でも、個人的には小さいときから英語を初めて損はないと感じています
何故なら「どんな子供も、子供の時は苦労しなくても言葉を吸収する能力があるから」です。

 

今後は、「帰国後の英語力はどうなったのか」「英語力を保つために実践したこと」「帰国子女の子供の英語教育」「帰国子女ほど子供の英語教育に無頓着?」「最近親戚の子供を見て英語を始めないのはもったいないな・・と思った件」「帰国子女のその後。男は日本に、女は海外へ」「インターナショナルスクールの親の共通点」「自分の子供にしている英語教育」などの記事をアップしていきたいと思います^^

 

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