
こんにちは。Bilingualママのソフィアです。
今日は、特に育休中のママさん達に読んでほしい保険に関する記事です。
他にもうつ病等により長期療養していて給与が発生していない方にも当てはまります。
私は個人的に保険は大切だという考え方なのですが、無駄な保険料を払っていたことを最近知り愕然としました。
さっそく内容をシェアさせて頂きます。
目次
保険の種類
今回、過去数年にわたり無駄な保険料を支払っていたことが判明したのは、会社経由で入っていた「団体所得保障保険」と言われる種類の保険です。
会社に属しているサラリーマンやサラリーウーマンの方だと聞いたこともあるかもしれませんね。
保険の内容を簡単に言うと「生きているけど何らかの理由で働けなくなって所得が入ってこないときのために備える保険」です。
例えば、事故で下半身不随になった・・とか、失明して今まで通りは働けない・・とかですね。
保険会社によっては、精神的な理由の「うつ病」で療養している間、入ってこない所得を保障する内容のものもあります。
「団体」で保険に加入すると通常の保険料より数割安くなることが多いですよね。
そんなこともあり、私は、「私が死んだら周囲は悲しむけど経済的な負担はかけない。それに対して、死にきれなかったときのため大切な家族に経済的な負担をかけないため」に加入していました。
なぜ、私は無駄な保険料を払っていたのか
それでは、私は何故無駄な保険料を払っていたのでしょうか。
そしてどうしてそれを知ったのでしょうか。
保険のパンフレットに目を通す大切さを知った
少し前に保険更新の知らせが保険会社から送付されてきました。
第一子の時はとにかく初めての子育てに追われて疲れていたこともありスルーでしたが、今回は時間を取って知らせやパンフレットを少し読んでみました。
すると、、、、
「前年度の給与の80%を上限に保証します」と記載があります。
「・・・・・???????・・・・・・」
すると、私のように育休中の場合、育休を取る年数によっては前年度の給与がゼロの場合もあるわけです。
つまり、育休中に私のように保険料を支払い続けていても、前年度の給与がゼロであれば万が一の時にでる保険金はゼロ円です!
もしくは、前年度の給与がゼロでなくても、産休に入るまで数ヶ月しか働かないこともありますよね。その場合、上限である前年度の給与の80%まで保証する内容で契約していても、その金額までは補償されていないので、やっぱり保険料が無駄になっているのです。
例で考えてみよう
例で考えていきましょう。
例の前提条件
・月収20万円で年収240万円とします(単純にするためボーナスは計算に含めません)
・団体所得保障保険は一口5万円保障され、保険料は一口1000円とします(保険料は会社の規模、勤続年数、性別や年齢等によって異なります)
所得保障保険の上限はいくらか
年収240万円の80%は192万円です。
その192万円÷12ヵ月すると、約款によると1ヶ月16万円を上限に所得保証保険に入れるとされています。
所得保障保険の上限に必要な保険料はいくらか
通常このような保険は、一口5万円程度で保険料が決まっています。
上記の例だと、上限が16万円なので、一口5万円の前提だと3口15万円まで所得保障保険には入ることができます。
今回は保険料が一口1000円の前提なので、3口加入して3000円の保険料を毎月支払えば、万が一の時には働かなくても15万円がずーっと保険金が支払われることになります。
育休・産休に入ると
年度の途中で産休に入ると
しかし、子供を産み育てるため産休・育休に入ったとします。
例えば、6ヵ月(半年)働きその後産休と続けて育休に入ったとします。
すると、その年度のお給料は月収20万円✖6ヵ月分なので120万ですよね。
その120万円の80%は、96万円です。
その96万円を12ヵ月で割ると、なんと8万円です。
つまり保険で保障される金額の上限が毎月8万円なのです。
それにも関わらず、3口分15万円の保証を得るために3000円の保険料を支払い続けても、万が一の時に保障されるのは15万円ではなく8万円なのです!!!
つまり、毎月保険金7万円相当の保険料を無駄に支払っていることになります。
育休が長くなり前年度の給与がゼロになると
年度の途中で産休に入る年は半年働いていたので保障金額が減りはしても保障されているのでまだ良いとも考えられます。
もし育休を2年取得すると前年度の収入がゼロの場合もでてきます。
すると、上記の例の保険料3口3000円を支払っていても、万が一の時には15万円どころか1円も保障されないのです!!!
育休手当は給与ではないので要注意!
でも、「育休中なんか少ないけどどっかからお給料の2/3程度の金額が振り込まれているから私には関係ないわ~」と思ったあなた。
それは、育児休業手当金といって給与ではなく給付金です。
同じお金ですが、働いた対価として払われる給与とは異なり、育児休業手当金は健康保険組合から支払われる給付金の一種です。
そのため、育休中は無給なので要注意です。
会社が窓口だからといって安心してはいけない
団体保険は、会社側が社員の福利厚生の一環として提供することが多いです。
そのため、育休中に保険について話す相手が保険会社の社員の場合もあれば、大企業だと保険を扱う部署の担当者であることもあります。
そのため、何となく安心してしまいがちですが、「相談している相手があなたの加入している保険の細かい約款や条件まで把握していないこともある」と肝に銘じておきましょう。
私も、育休中に何度か相談しています。
そのため、この約款を知っていたら「この所得保障保険の場合、育休中は保険料を支払い続けていても前年度の給与額によっては、万が一の時保険金が減額されたり全く保障されないこともあるので無駄ですよ」と言われたと思うのですが、残念ながら一言もそれについて触れられることはありませんでした涙
自分で情報収集するしかないのですね・・・sigh
まとめ
如何でしたか。
団体所得保障保険に加入されている方、ドキッとされた方も多かったかもしれませんね。
私は高齢出産と言うことは年齢も上のため、保険料も高いです。
そして2人子供がいると言うことはそれだけ育休期間も長くなっています。
過去育休中に無駄に支払った保険料は10万円を超えており、無駄に支払い続けた自分にも腹立たしいですし、正直育休中に何度か話をしている保険会社の担当者にも違和感を感じます。
「教えてくれても良かったじゃない。あなた、保険のプロなんでしょ!」と。
今回は私のように無駄な保険料を支払ってほしくないという思いから記事にしました。
子供を妊娠・出産・子育て中は何かとお金がかかります。
少しでも無駄な支出は減らして、お金は賢く使いたいですよね^^
ご自身が妊娠されていなくても、ご友人やご家族や同僚の妊婦さんやママさんに教えてあげて下さいね。
是非、ご自分の加入されている保険の担当者に詳細は問い合わせて下さいね